Tuesday, December 18, 2018 9:05 AM

米は支援、中国は不満 防衛大綱、南北も警戒

 中国を「安全保障上の強い懸念」とみなし、事実上の空母運用に乗り出した防衛計画の大綱などの閣議決定に対し、米国は日本の防衛力整備を最大限支援する方針だ。対照的に中国は「強烈な不満と反対」を表明し、北朝鮮は日本が「高度な軍事大国化」へ進む下心が現れたと非難。韓国も平和憲法の理念順守を求め警戒感を見せた。

 米国は海上自衛隊の護衛艦「いずも」型2隻の改修による事実上の空母化と、艦載を想定する最新鋭ステルス戦闘機F35Bの導入に注目している。中国の太平洋進出をにらんだ対応と位置付け、日本の取り組みを支持する立場だ。

 有事の際に、いずも型護衛艦を米軍機の離着艦に使う公算は大きい。日本への武器売却に熱心なトランプ大統領はF35にこだわってきた。(共同)