Thursday, December 20, 2018 9:28 AM

移民保護枠組み5カ国反対 米など、協調対応に抵抗

 国連総会(193カ国)は19日の本会議で、移民保護の国際枠組みを承認する決議案を152カ国の賛成で採択した。米国など5カ国が反対、12カ国が棄権した。一部の国に、国際社会が協調して移民問題に対応することへの抵抗が強いことが浮き彫りになった。

 米国は「国境をどのように管理し、誰を合法的に居住させるかを決めるのは、最も重要な国家主権の一つだ」と訴えた。

 ほかに反対したのはイスラエルとハンガリー、チェコ、ポーランドで、棄権はオーストラリアやオーストリア、イタリアなど。日本は賛成した。(共同)