Thursday, December 20, 2018 9:32 AM
ゴーン前会長21日保釈も 東京地裁、勾留延長認めず
日産自動車の前会長カルロス・ゴーン容疑者(64)の役員報酬を巡る有価証券報告書の虚偽記載事件で、東京地裁は20日、ゴーン容疑者と前代表取締役グレゴリー・ケリー容疑者(62)の勾留延長を認めない決定をした。これを不服とした東京地検特捜部の準抗告も棄却。弁護人が保釈請求を出して認められると、東京拘置所で勾留中の2人は21日にも、最初の逮捕から約1カ月ぶりに保釈される可能性がある。
地裁は起訴か不起訴かを決めるのに、これ以上身柄を拘束して取り調べる必要はないと判断したとみられる。特捜部が請求した勾留延長が認められないのは極めて異例。
ケリー容疑者の弁護人は、21日にも保釈請求すると明らかにした。ゴーン容疑者側も請求するとみられる。特捜部は司法取引に基づき大量の証拠を入手。証拠隠滅の恐れがない根拠の一つとして、弁護側に有利な事情となりそうだ。(共同)
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