Friday, January 04, 2019 10:11 AM

米朝再会談へ視察団派遣 開催地選定、難航も

 CNNテレビは3日、米朝の非核化交渉が手詰まり状態にもかかわらず、トランプ大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長による再会談の開催地を選定するため、米政府が昨年末、視察チームを各地に派遣したと報じた。ただ北朝鮮や韓国と具体的な調整には入っていないもようで、開催地選定も難航する可能性がある。

 トランプ氏は昨年12月、再会談が1月か2月に開かれる可能性があり、候補地3カ所を検討していると表明した。しかし金氏は今月1日の新年の辞で、一方的な核放棄には応じない姿勢を強調した。米朝の溝は埋まっておらず、開催まで数カ月かかるとの見方も出ている。

 CNNによると、米政府は昨年末ごろアジアを含む複数の地域に視察チームを派遣した。候補地リストについて北朝鮮側に公式には伝えておらず、韓国側とも協議していない。昨年6月に初の米朝首脳会談を受け入れたシンガポールは現時点でリストに入っていないという。(共同)