Friday, January 04, 2019 10:12 AM

熊本・和水、48カ所で被害 震度6弱、避難一時50人

 熊本県和水町は4日、震度6弱を観測した3日の地震により、計48カ所で被害が出たと明らかにした。このうち公共施設は小中学校5校を含む24カ所で、ガラスが破損するなどした。他に、民家の瓦が落ちたり神社の鳥居が壊れたりするなど24カ所で被害が確認された。同県益城町の80代女性が転倒し軽傷を負った以外、目立った人的被害はなかった。

 熊本、福岡両県で公民館などに身を寄せた住民が一時約50人に上ったことが各自治体への取材で判明。和水町が36人と最も多く、熊本市や玉東町、福岡県大牟田市でも避難者がいた。大半は自宅などへ戻り、和水町以外の避難所は閉鎖した。

 政府の地震調査委員会は4日、臨時会合を開き、今回の地震は2016年4月の熊本地震と直接関係がないとの見解をまとめた。(共同)