Monday, January 07, 2019 10:02 AM

米中、摩擦緩和を模索 北京で次官級協議

 米中両政府は7日、次官級の貿易協議を北京で始めた。両国とも国内経済の先行き不透明感が強まる中、摩擦緩和への打開策を模索する。中国による知的財産権保護の強化や貿易不均衡是正に向けた輸入拡大策などを議論。中国は歩み寄りの姿勢を示すが、抜本的な構造改革を求めるトランプ米政権との溝は依然大きく、協議の先行きは不透明だ。

 両国が貿易問題で直接協議するのは昨年12月1日の首脳会談以来。8日まで2日間の日程。

 米側からは通商代表部(USTR)のゲリッシュ次席代表らが出席。協議は中国商務省で行われ、中国の劉鶴副首相や王受文商務次官が出入りする姿が確認された。(共同)