Monday, January 07, 2019 10:03 AM

「出国税」徴収始まる 1人1000円、観光振興に活用

 日本からの出国者に1人1000円を課す国際観光旅客税(出国税)の徴収が7日始まった。日本人も対象で、2歳以上は飛行機や船の運賃に上乗せされる。政府は訪日外国人の一層の増加に向け、年間500億円と見込む税収を観光振興に活用。都市部から地方に誘導する施策にも多くを充てる。国税の新設は1992年の地価税以来27年ぶり。

 7日以降に発券される航空券などが上乗せ対象になるため、7日の出国者でも、前日までに発券を受けた場合は非課税となる。年始休暇中の新税導入で混乱が広がるのを避けるため、この日の徴収開始となった。

 税収の使い道は(1)快適な旅行環境の整備(2)日本の魅力発信(3)旅行者の満足度向上ーの3分野。(共同)