Monday, January 07, 2019 10:03 AM

環境相、初の再生エネ会議 昨年は外相の積極性話題に

 アラブ首長国連邦(UAE)で10〜13日に開かれる国際再生可能エネルギー機関(IRENA)の総会と関連会合に、日本の環境大臣として初めて原田義昭環境相が参加すると、環境省が7日発表した。昨年は河野太郎外相が出席し、導入が遅れる日本の状況を批判し、拡大への強い意欲を示して話題となった。お株を奪われた格好の環境省は積極姿勢のアピールを狙う。

 IRENAは再生エネルギーの普及などを目的に2011年に設立された国際機関。150以上の国や地域が参加し、総会は今年で9回目。

 地球温暖化対策に積極的な河野氏は昨年の総会で、30年の電源に占める再生エネルギー比率を22〜24%とする日本の目標を低いと批判した上で「今後は新しい思考で再生エネルギー外交を展開する」と強調。国際会議で自国の政策を批判する異例の演説となった。(共同)