Monday, January 07, 2019 10:05 AM

タイ空港でサウジ女性拘束 家族の虐待から逃走か

 AP通信などによると、タイのスワンナプーム国際空港で5日、サウジアラビア人の女性(18)が拘束された。家族の虐待などから逃れるため、オーストラリアへ向かう途中だったとみられる。当局にパスポートを取り上げられたといい、「帰国させられれば生命の危険にさらされる」と7日までにツイッターに書き込み、助けを求めている。

 女性はラハフ・ムハンマド・クヌンさん。人権団体に対し「髪の毛を切っただけで6カ月間も部屋に閉じ込められた」と証言。タイ警察によると、自身が望まない結婚から逃れようとしているという。

 クヌンさんは、飛行機の乗り継ぎのためタイに立ち寄った際、バンコクのサウジ大使館員にパスポートを取り上げられたと人権団体に説明。だが大使館員は、帰りの航空券やホテルの予約券を所持していなかったため、タイ当局に拘束されたと述べ、大使館の関与を否定した。(共同)