Thursday, June 23, 2016 9:50 AM

クリントン氏に妥協迫る サンダース氏、政策で

 大統領選の民主党候補指名争いで、サンダース上院議員は、指名を確実にしているクリントン前国務長官側と「ほぼ毎日」協議していると述べ、自身が掲げてきたリベラルな政策をクリントン氏が取り込むよう話し合いを続けていることを明らかにした。22日放送のC-SPANテレビとのインタビューで語った。

 サンダース氏は「私が党候補になることはないようだ」と述べ、自身の指名獲得が絶望的な現状を認めた。だがクリントン氏を「明らかにエスタブリッシュメント(既存支配層)だ」とし「意見の相違がある」と強調。支持表明はしなかった。

 クリントン氏は22日の演説で「労働者層の声が尊重される民主主義を目指そう」などと訴えた。サンダース氏が掲げてきた論点を強調する配慮を見せ、同氏支持層の取り込みを図った。(共同)