Wednesday, January 09, 2019 9:59 AM

アジア系米議員20人に 過去最多、就任祝う

 今月初めに始まった米連邦議会の新会期で新たに就任したアジア系議員らの就任を祝う式典が8日、首都ワシントンの連邦議会議事堂内で開かれた。アジア太平洋系議員連盟によると、日系や中国系、インド系などを含む「アジア・太平洋島しょ系」の連邦議員の数は、昨年11月の中間選挙の結果、前会期の18人から20人に増え、2会期連続で過去最高を更新、一段と存在感を高めた。

 式典には、メキシコ国境の壁建設と政府機関の閉鎖問題を巡りトランプ大統領との対立を深めているペロシ下院議長(民主党)も駆け付けた。「多様性は私たちの強さだ」と新人のアジア系議員らを祝福するとともに「新たに来る人たちは、米国をより米国らしくさせる」などと述べ、寛容な移民政策の必要性を訴えた。

 「就任宣誓」には日系のドリス・マツイ下院議員(カリフォルニア州選出)や、韓国系米下院議員として約20年ぶりの就任を果たしたアンディ・キム議員(ニュージャージー州選出)らが姿を見せた。(共同)