Wednesday, January 09, 2019 9:59 AM

和歌山駅商業施設10人搬送 喉痛み訴え、意識あり

 9日午後1時40分ごろ、和歌山市美園町5丁目のJR和歌山駅周辺で複数人が喉の痛みを訴えたり、せき込んだりしていると、駅構内にいた男性から110番があった。市消防局によると、駅につながる商業施設の地下1階にいた20〜70代の女性9人と男性1人が体調不良を訴え、夜にかけて市内の病院に搬送された。重症者はいない。全員意識があり、快方に向かっているという。

 施設地下1階には飲食店が多く入っている。和歌山東署によると、周辺で異臭はなく、不審物も見つかっていない。施設内の防犯カメラの映像を解析するなどして原因の特定を急いでいる。

 地下1階で居酒屋を営み、当時店内にいたという中谷博一さん(64)によると、作業していた従業員2人が、入り口に近い方から順に喉の痛みを訴え、せき込み始めた。店外に出ると警察から避難を呼び掛けられ、避難する途中に中谷さんも喉の痛みを感じたという。「びりびりと痛んだ。原因も分からないというし、怖い」と話した。(共同)