Friday, January 11, 2019 10:22 AM

米軍、シリア撤収を開始 混乱拡大、治安悪化も

 ロイター通信は11日、過激派組織「イスラム国」(IS)掃討のためシリアに駐留していた米軍主導の有志連合が撤収を始めたと伝えた。突然の米軍撤収が地域に軍事的な空白をもたらし、混乱や治安悪化を拡大させる懸念が高まっている。

 撤収完了までのスケジュールなど詳細は不明。有志連合関係者が明らかにしたという。

 シリア人権監視団(英国)によると、米軍はシリア北東部ハサカ県の基地から10日午後、装甲車や要員を隣国のイラクに撤収させる作業を始めた。(共同)