Monday, January 14, 2019 9:29 AM

カナダ人被告に死刑判決 中国地裁、麻薬密輸で

 中国で最高刑が死刑の麻薬密輸罪に問われたカナダ人被告の差し戻し審が14日、遼寧省大連市の中級人民法院(地裁)で開かれ、同法院は被告に死刑判決を言い渡した。高裁が懲役15年とした一審判決を不当に軽いとして審理を差し戻していた。国営通信、新華社などが伝えた。

 中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)副会長を拘束したカナダ当局を揺さぶる狙いもありそうだ。

 麻薬密輸罪に問われたのはロバート・ロイド・シェレンバーグ被告。国営中央テレビの国際ニュース専門チャンネル(電子版)によると、地裁はこの日の審理で、被告が国際的な麻薬密売組織に関与していたことを示す証拠があると認定。一方、被告は自身が旅行客で、ぬれぎぬを着せられたと主張したという。(共同)