Monday, January 14, 2019 9:31 AM
首脳交渉進展へ共同作業を 河野氏、新枠組みで初協議
河野太郎外相は14日午前(日本時間同日午後)、ロシアのラブロフ外相とモスクワの外務省別館で会談した。北方領土問題を含む日ロ平和条約締結交渉を巡り創設された「新たな枠組み」の責任者間で初めての協議。河野氏は、首脳交渉進展に向け「2019年が実りある歴史的な年になるよう、力を合わせて共同作業を進めたい」と呼び掛けた。ラブロフ氏は会談後の記者会見で、北方領土がロシア主権下にあることを日本が認めない限り交渉の進展は困難と強調し、けん制した。
ラブロフ氏は会見で、安倍晋三首相が北方領土の返還を前提にロシア人住民に帰属変更の理解を求める発言をしたことについて「受け入れがたい」と批判した。会談では、首脳間で合意を歪曲したり一方的な発言をしたりしないと取り決めたとして「約束を守るよう」要求した。
日本側は今月21日が軸となっている首相とプーチン大統領による首脳会談で平和条約の作成作業開始を確認したい意向もあった。(共同)
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