Monday, January 14, 2019 9:31 AM

半数超が「大統領に責任」 米政府閉鎖で世論調査

 最長記録を更新して23日目に入った米連邦政府機関の一部閉鎖について、米主要メディアは13日、世論調査の結果を発表した。半数超が責任はトランプ大統領と共和党にあると回答し、メキシコ国境の壁建設にこだわるトランプ氏に否定的な見方を示した。

 共和党の重鎮グラム上院議員は同日、FOXニュースの番組で、政府閉鎖を一度解除させた上で民主党と壁建設についての交渉を続けるべきだと語り、トランプ氏に一定の歩み寄りを促した。

 ワシントン・ポスト紙とABCテレビが8〜11日に行った電話調査では、約800人が回答。53%が政府閉鎖の責任がトランプ氏と共和党にあるとし、民主党に非があるとした29%を上回った。一方、壁建設自体への賛否では、反対が54%と過半数に達したが昨年1月からは9ポイント低下。賛成は8ポイント上昇して42%だった。共和党支持者で賛成が16ポイント増えており、2020年の大統領選をにらんで保守層の支持固めを狙うトランプ氏の戦略が奏功しているとみられる。(共同)