Tuesday, January 15, 2019 9:48 AM

米露、INF条約で協議 ジュネーブで妥協模索

 米国とロシアは15日、トランプ政権が破棄方針を示した米ロの中距離核戦力(INF)廃棄条約についてジュネーブで次官級の協議を行う。米側が同条約違反と批判し、違反修正を求めるロシアの新型ミサイルを巡る妥協点を見いだせるかが焦点だ。

 昨年10月に米政府がINF条約破棄を表明して以来、条約を巡る初の米ロ協議。米国は昨年12月4日、ロシアに対し、60日以内に同条約違反を解消しなければ米国は義務履行を停止すると最後通告している。条約が維持されるかどうかは協議の行方にかかっている。

 協議には、ロシア側はリャプコフ外務次官ら、米国側は国務省のトンプソン次官(軍備管理・国際安全保障担当)らが出席。(共同)