Tuesday, January 15, 2019 9:50 AM

中国軍幹部、米海軍けん制 台湾問題で

 中国人民解放軍の李作成統合参謀部参謀長は15日、米海軍のリチャードソン作戦部長と北京で会談し「台湾を中国から分裂させようとする者がいれば、国家主権と領土を力で守る」と述べ、台湾問題に介入しないようけん制した。中国国防省が発表した。

 李氏は「台湾問題は中国の内政問題だ。外部からの干渉は容認しない」と述べた。中国が領有権を主張する南シナ海の問題を巡っても意見交換したという。

 李氏は「中国と米国は、矛盾や立場の違いより共同利益の方が大きい。協力が最善の選択だ」とも強調した。リチャードソン氏も「対話を通じて相互理解を深め、誤解を減らし、リスクをコントロールしたい」と述べたという。(共同)