Tuesday, January 15, 2019 9:51 AM

新たな移民集団、北上開始 米国目指し約600人

 AP通信などによると、中米ホンジュラスから約600人の移民集団(キャラバン)が14日夜、米国を目指して北上を始めた。昨年末から関係者が新たな移民集団への参加を募っているとの情報があり、メキシコはグアテマラとの国境地帯の警備強化に乗り出している。

 米国では、トランプ大統領が固執するメキシコ国境の壁建設費を巡る議会対立で、連邦政府機関の一部閉鎖が続いており、新たな移民集団の出現は、国境地帯の「危機」を主張するトランプ氏を刺激しそうだ。

 新たな移民集団は昨年秋に出発した集団と同様、世界最悪レベルの危険都市として知られるホンジュラス北西部サンペドロスラを出発。子どもや女性ら約300人がバスに分乗し、ほかに約300人が徒歩でグアテマラとの国境に向かった。(共同)