Friday, January 18, 2019 9:39 AM

米政府テロ計画容疑で逮捕 おとり捜査員が接触

 米メディアによると、捜査当局は17日までに、首都ワシントンのホワイトハウスなどに対するテロ攻撃を計画したとして、南部ジョージア州のハシェル・タヘブ容疑者(21)をおとり捜査で逮捕したと発表した。共犯者はいないとみられている。

 連邦捜査局(FBI)はタヘブ容疑者のイスラム過激思想に関する情報を入手。昨年からおとり捜査員ら2人が接触を続け、容疑者とテロ計画を相談した。今月16日、タヘブ容疑者は別のおとり捜査員ら2人との間で自らの車を自動小銃や爆発物、対戦車ロケット砲などと交換するため約束の場所に現れたところを逮捕された。

 タヘブ容疑者はおとり捜査員らに対し、過激派組織「イスラム国」(IS)の支配地域に行く計画を明かしたほか、ホワイトハウスやニューヨークの自由の女神像などを狙ったテロ攻撃を実行したいと語っていた。しかしパスポートは持っておらず、銃を撃ったこともないと話していたという。(共同)