Friday, January 18, 2019 9:39 AM

トランプ氏、議会偽証指示か ロシア事業巡り元弁護士に

 トランプ大統領の元顧問弁護士コーエン被告が、モスクワでの高層ビル「トランプタワー」建設事業を巡り米議会に偽証したことについて「トランプ氏に指示された」と、モラー特別検察官の捜査班に認めていたと一部の米メディアが17日報じた。複数の捜査関係者の話としている。

 偽証はトランプ氏とロシアの関係を希薄に見せる目的だったとみられ、政権と対立する民主党は議会で追及する構えだ。

 コーエン被告は2017年に米議会への書面証言で、モスクワのトランプタワー計画は大統領選の共和党予備選が始まる前の16年1月に頓挫したと説明。だが実際は、共和党候補指名を確実にした後の16年6月まで計画が続いていたと昨年11月に裁判所で述べ、議会に偽証した罪を認めた。(共同)