Tuesday, January 22, 2019 9:50 AM

独仏「アーヘン条約」調印 防衛や外交、協力深化狙う

 ドイツとフランスの両政府は22日、ドイツ西部アーヘンで、防衛・外交政策や国境地域の住民生活での協力深化を目指す新条約「アーヘン条約」に調印した。何度も戦火を交えた両国の和解の基礎をつくった1963年の独仏協力条約(エリゼ条約)を補完するもので、両国関係を「新たな段階に引き上げる」とうたった。

 調印式はアーヘン市役所で行われ、ドイツのメルケル首相とフランスのマクロン大統領が条約に署名した。

 メルケル氏はアーヘン条約を通じて「両国が防衛協力を発展させ、欧州軍創設に貢献したい」と強調。マクロン氏も「脅威はもはや近隣国ではなく、欧州外からもたらされる。両国には(脅威に対応する)責任がある」と訴えた。(共同)