Thursday, January 24, 2019 10:38 AM
監察委、一部は職員が聴取 報告案作成も厚労省関与
毎月勤労統計の不正問題で、衆参両院の厚生労働委員会は24日、閉会中審査をそれぞれ実施した。外部有識者による特別監察委員会が厚労省の関係職員を聴取したとされていたが、一部は有識者が同席せず「身内」の厚労省職員だけで行っていたことが質疑で判明。監察委の報告書のたたき台を同省職員が作成したことも分かった。
野党は「第三者による検証という土台が崩れた」として報告書の中立性を疑問視し、調査のやり直しを要求。不正発覚から初の国会論戦で、与党からも厚労省の対応に批判が出た。
この日、根本匠厚労相は重ねて陳謝。延べ約2015万人に過少支給が生じた雇用保険や労災保険、船員保険について現在の受給者に3月から順次支給すると表明した。(共同)
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