Thursday, January 24, 2019 10:38 AM

米朝、段階的措置で接近か 核凍結や終戦宣言観測も

 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長がトランプ大統領との再会談に向けた実務準備を指示した。「米国と一歩一歩進む」とも語り、一気に核放棄するのではなく行動対行動の原則に基づく段階的な非核化を主張する構えだ。米側も一定程度歩み寄った可能性がある。核施設の凍結などを入り口に、米側が朝鮮戦争の終戦宣言などの措置に応じるとの観測も出ている。

 トランプ氏とワシントンで18日に会談した金英哲党副委員長ら代表団は21日に平壌に戻った。朝鮮中央通信によると、金正恩氏は23日、代表団が「両国が解決すべき一連の問題」を巡り米側実務当局者と交渉した結果について、具体的に報告を受けた。

 金正恩氏は交渉の結果やトランプ氏の親書に大いに満足したといい、北朝鮮が求めてきた「相応の措置」を巡り米側が何らかの方向性を示したとみられる。(共同)