Thursday, January 24, 2019 10:39 AM

5G普及へ新半導体発表 華為技術、基地局向け

 中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)は24日、第5世代(5G)移動通信システムの基地局向けに開発した新たな半導体チップを発表した。高速大容量の通信に対応するだけでなく、5Gの迅速な普及を促すため、設備の小型化や取り付けのしやすさを追求した。

 ファーウェイの基地局は情報の安全性への懸念から、米国をはじめ世界各地で排除の動きが広がっている。同社幹部は記者会見で、今回開発した半導体チップと5G技術について「世界で最も優れている」とアピールし「通信業界は歴史的な発展のチャンスを迎えており、顧客とともに成長したい」と強調した。

 同社によると、新製品は、処理能力が従来品の約2.5倍に向上し、数多くの周波数帯域に対応。設備のサイズは従来品の50%程度になり、設置に要する時間も約半分に短縮した。(共同)