Friday, January 25, 2019 9:26 AM
米エネルギー純輸出国に 20年、新型原油生産増で
米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)は24日、米国が2020年に原油や天然ガスなどエネルギーの輸出が輸入を上回る純輸出国になると予測した報告書を発表した。新型原油シェールオイルの生産が増え続けているためだ。
世界のエネルギー市場で米国の存在感が高まることで、石油輸出国機構(OPEC)などによる価格への影響力が弱まりそうだ。またエネルギーの中東依存度が減ることで、米国の外交戦略にも影響を及ぼす可能性がある。
EIAによると、米国は1953年からエネルギーの純輸入国で、約70年ぶりに純輸出国に転じる見込みだ。米国では、技術革新で泥岩の一種「頁岩(シェール)」に含まれる原油や天然ガスの産出が拡大しており、17年には天然ガスの純輸出国になった。(共同)
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