Monday, January 28, 2019 9:13 AM

給食費、平均月5400円 無償化後も実費、保育調査

 厚生労働省は28日、全国の保育所や認定こども園で昨年実施した運営状況調査の結果を公表した。今年10月から始まる幼児教育・保育の無償化後も引き続き保護者が負担する3〜5歳児の給食費は、平均月5423円だった。

 昨年3月時点の実績を集計した。給食費について回答した約630施設の平均は、ご飯やパンに当たる主食部分が703円、おかずの副食部分が4720円だった。副食費はこれまで利用料の一部に組み込まれていたが、無償化後は保護者が主食費と合わせて実費相当額を各施設に支払うことになる。

 政府は現在、低所得世帯に限って副食費を免除している。給食費の実費化で実質的な持ち出しが増えないよう、10月からは免除対象を拡大する予定だ。無償化の対象が住民税非課税世帯に限られる0〜2歳児については、現行の仕組みを維持する。(共同)