Monday, January 28, 2019 9:14 AM

陛下、最後の国会に お言葉、厳粛な表情で

 天皇陛下が28日、参院本会議場で国会開会式に臨まれた。「国権の最高機関として、その使命を十分に果たし、国民の信託に応えることを切に希望します」。今年4月末の退位を控え、国会への出席が最後となる陛下は、安倍晋三首相や国会議員らを前に、厳粛な表情でお言葉を述べた。

 午後1時すぎ、安倍首相ら議員が起立して迎える中、陛下が本会議場に入り、ゆっくりとした足取りで中央の席に。大島理森衆院議長の式辞後、宮内庁の側近トップである河相周夫侍従長から「お言葉」を書いた紙を渡され、読み上げた。

 「全国民を代表する皆さんと一堂に会することは、私の深く喜びとするところ」「国会が、国民生活の安定と向上、世界の平和と繁栄のため、永年にわたり、たゆみない努力を続けていることを、うれしく思います」(共同)