Tuesday, January 29, 2019 9:40 AM

小型核弾頭の製造開始 米、10月海軍に引き渡し

 米エネルギー省の核安全保障局(NNSA)は28日までに、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)に搭載する爆発力を抑えた小型核弾頭の製造を始めたと明らかにした。10月に一部が海軍に引き渡される見通し。

 米公共ラジオ(NPR)などによると、現行の核弾頭の爆発規模は約100キロトンだが、テキサス州の工場で製造を始めた小型核弾頭は約5〜7キロトン。

 トランプ政権は戦術核を増強するロシアに対抗するため、昨年2月に公表した新たな核戦略指針「核体制の見直し(NPR)」に「使える核兵器」と称される小型核の開発を盛り込んだ。(共同)