Wednesday, January 30, 2019 9:41 AM

白い粉末、青酸カリと判明 都内14社分、脅迫文に同封

 東京、大阪、札幌の製薬、食品会社と新聞社に白い粉末と金銭を要求する脅迫文が郵送された事件で、警視庁捜査1課は30日、東京都内の14社に届いた粉末を鑑定した結果、青酸カリと判明したと明らかにした。恐喝未遂容疑で捜査している。

 警視庁などによると、30日の時点で粉末と脅迫文の送付先は、都内が製薬会社11社、食品会社1社、朝日新聞東京本社、毎日新聞東京本社の計14社、大阪府が製薬会社3社、札幌市が食品会社1社で計18社に上る。いずれも25日に届いたとみられている。脅迫文の内容がほぼ一致しており、同一犯の可能性がある。

 捜査関係者などによると、都内各社に届いた封筒には、小さなビニール袋に入った微量の白い粉末と、A4サイズの紙1枚にプリンターで印字された脅迫文が入っていた。「青酸カリを入れた偽物の薬を作って流通させる。2月22日までに3500万ウォンをビットコインで送りなさい。送らなければ悲劇が起こる」などと書かれていた。送金先としてQRコードも記載されていたが、読み取れなかった。(共同)