Wednesday, January 30, 2019 9:41 AM

チリ産、輸入ワイン4連覇 19年はEPAで欧州躍進も

 財務省が30日発表した2018年の貿易統計(通関ベース)によると、チリ産ワインの輸入量が4年連続で首位となった。19年2月1日に日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)が発効し、関税撤廃で値下げされる欧州産は躍進する可能性がある。

 チリ産は前年比7.4%減の5141万リットル、2位はフランス産で7.3%減の4220万リットル。3位はイタリア産、4位はスペイン産となった。

 チリ産は、チリと日本が結んだEPAで07年から段階的に関税が引き下げられ、人気を集める。一方で、大手小売りや酒類メーカーは、日欧EPA発効を受けて欧州産の値下げを表明しており、消費拡大が予想される。(共同)