Thursday, January 31, 2019 9:41 AM

大相撲鳴戸部屋で暴力 三段目、理事会で処分へ

 日本相撲協会は31日、鳴戸部屋の三段目力士が未成年の弟弟子に暴力を含むいじめを繰り返していたと発表した。既にコンプライアンス委員会が調査に乗り出しており、2月8日に開く臨時理事会で、監督責任を問われそうな師匠の鳴戸親方(元大関琴欧洲)を含めて関係者の処分を決める。

 協会によると、20歳の三段目力士は昨年9月ごろから仕事の失敗の罰という名目で、弟弟子に柔道の絞め技をかけて失神させようとした。別の弟弟子に命じて絞め技をかけさせ、実際に失神したこともあるなど、1月までに10回程度行った。

 協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)によると、暴力を受けた弟弟子や保護者は警察に被害届を出す意向はなく、協会に対応を一任している。(共同)