Thursday, January 31, 2019 9:44 AM
志願者低調、5割減も 不適切入試問題影響か
受験シーズン本番を迎え、女子や浪人生への差別といった不適切入試が指摘されるなどした私立大医学部の一般入試で志願者数の減少が目立っている。問題発覚のきっかけとなった東京医科大はまだ公表していないが、昨年の5割近くまで落ち込んだケースも。理由として他大学との入試日程の重複を挙げる声が聞かれる中、一連の問題の影響に言及する大学もある。
文部科学省による医学部入試の緊急調査で、不適切などと指摘された9私大のうち、31日時点で今年の一般入試の志願者数を公表しているのは6校。それによると、文科省から「不適切の可能性が高い」とされた聖マリアンナ医科大(定員約85人)は、昨年の志願者が3424人だったのに対し、今年は約45%減の1899人となった。
北里大(定員84人)も昨年は2644人だったのが1902人にまで減少。金沢医科大前期日程(定員65人)は、昨年の3286人から今年は2440人にとどまった。31日が締め切りの日本大(定員102人)でも、30日時点で3622人となり、昨年の4509人より減る見通しだ。(共同)
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