Tuesday, February 05, 2019 9:27 AM

米朝首脳再会談へ大詰め 非核化と見返り措置協議

 韓国を訪れている米国のビーガン北朝鮮担当特別代表は6日、北朝鮮の平壌を訪問し、2月下旬開催で合意している米朝首脳再会談に向けた実務協議を行う。北朝鮮による非核化措置と米側が見返りとして提供する「相応の措置」でどこまで歩み寄れるかが焦点で、事前交渉は大詰めを迎える。トランプ大統領は6日にも再会談の日程や場所を発表する見通しだ。

 昨年6月にシンガポールで行われた初の米朝首脳会談では、金正恩朝鮮労働党委員長との間で朝鮮半島の非核化を確認したものの、具体的措置は進まず合意のあいまいさが批判された。米側は再会談で核・ミサイル計画の全容についての申告や検証、廃棄に向けた枠組みで合意し、具体的な行程表づくりに進みたい考えだ。

 再会談の開催地はベトナムが有力視されており、25日前後の中部ダナン開催が取り沙汰されている。この直後にトランプ氏が貿易問題を巡りダナンか中国南部・海南省で中国の習近平国家主席と会談するとの観測も浮上。米中首脳が北朝鮮への対応を話し合う可能性があり、関係国の駆け引きが活発化しそうだ。(共同)