Tuesday, February 05, 2019 9:28 AM

政治対立の終結訴え トランプ氏6日に一般教書

 トランプ大統領は5日夜(日本時間6日午前)、上下両院合同会議で一般教書演説に臨む。下院多数派の民主党との対立から政策が動かない膠着状態に陥っている点を踏まえ、政治的な対立の終結と融和を訴える。

 コンウェー大統領顧問は4日、記者団に「大統領は抵抗や報復の政治を終わらせ、協力と礼節を呼び掛ける」と演説のトーンを紹介した。トランプ氏は従来の攻撃的な口調を封印し、歩み寄りを促す言葉を多用しそうだ。

 ホワイトハウスは4日、演説の招待客を公表した。家族を不法移民に殺害された遺族や薬物依存を克服した人、国際的な人身売買の捜査に長年携わってきた特別捜査官ら、トランプ氏が強調するメキシコ国境の問題に関連した人が多く含まれる。一人一人のエピソードに焦点を合わせることで、持論の国境壁の必要性を改めてアピールしたい思惑とみられる。(共同)