Wednesday, February 06, 2019 9:20 AM
日産、ルノーと共同調査 オランダの統括会社対象
日産自動車が会社法違反(特別背任)などの罪で起訴された前会長カルロス・ゴーン被告の不正行為について、企業連合を組むフランス自動車大手ルノーとの共同調査に着手したことが6日、関係者への取材で分かった。オランダにある両社の統括会社が対象。会計監査会社に依頼し、報酬や経費の使途も調べる。
統括会社を巡っては、ルノー幹部に不透明な報酬が支払われたほか、フランスのダチ元法相にも支払いがあったとされている。関係者は「不正の温床となった恐れがある」との見方を示した。
日産はゴーン被告への損害賠償請求を検討しており、損害額を精査している。2010〜17年度に有価証券報告書にゴーン被告の報酬を記載しなかったとして、金融商品取引法違反の罪で起訴された約90億円の未記載分を近く決算で計上し、損害額と相殺するとみられる。(共同)
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