Tuesday, February 12, 2019 9:28 AM

米中、貿易摩擦解消へ協議 次官級、具体策の策定急ぐ

 米中両政府は12日、北京で次官級の貿易協議を続け、中国の構造改革を巡る両国の隔たりを埋めるべく具体策の策定を急いだ。中国が合意内容を履行したかどうかを検証する枠組みづくりも課題。摩擦解消に向けた協議は難航も予想され、米政府が3月1日の交渉期限を延長するとの観測も出ている。

 米側は通商代表部(USTR)のゲリッシュ次席代表やマルパス財務次官のほか商務省、農務省の幹部が参加。中国側は王受文商務次官らが出席した。協議は14、15日の閣僚級協議に先立ち11日から開始。13日も続く見通し。

 ブルームバーグ通信は12日、米側が交渉期限を延長する可能性があるとのトランプ氏側近の話を伝えた。一方コンウェー米大統領顧問は11日、FOXニュースで貿易協議に関し、トランプ氏が中国の習近平国家主席と「近く会いたいと思っている」と語った。(共同)