Thursday, February 14, 2019 9:35 AM

革命防衛隊、報復を宣言 イラン、自爆テロ受け

 イラン南東部シスタンバルチェスタン州で13日、同国指導部の親衛隊的な性格を持つ軍事組織、革命防衛隊の隊員ら27人が死亡した自爆テロで、革命防衛隊は14日までに、敵対する米国や中東の親米諸国を念頭に外国勢力がテロを支援したとの見方を示し、断固として報復すると表明した。

 革命防衛隊は昨年10月、南西部アフワズで昨年9月に起きた銃撃テロの報復として、シリア東部の武装勢力の拠点を弾道ミサイルで攻撃した。今回も国境を越えた報復攻撃に踏み切る可能性があり、地域の不安定要因となる恐れがある。

 13日のテロでは、シスタンバルチェスタン州で活動するイスラム教スンニ派武装組織「ジャイシュ・アルアドル」が犯行声明を出した。シーア派を国教とするイランを敵視し、イラン治安当局への襲撃を繰り返してきた。(共同)