Thursday, February 14, 2019 9:36 AM

ルノーの新会長が来日 日産社長と会談で結束確認

 フランスの自動車大手ルノーのジャンドミニク・スナール新会長が14日午後、羽田空港に到着した。15日にかけて企業連合を組む日産自動車の西川広人社長兼最高経営責任者(CEO)らと会談。中国市場の変調など経営環境が不透明感を増す中、三菱自動車も加えた3社連合の結束を改めて確認し、提携効果を着実に発揮させることを狙う。

 スナール氏は羽田空港で記者団に「日本で一緒に話をすることが重要だ。お互いに尊重して話を聞いていきたい」と述べた。滞在中、日産の取締役らと順次面会するほか、西川氏と三菱自の益子修会長兼CEOとの初の3者会談にも臨む見通し。日産の会長職の人選については「今回は話題にならない」と話した。

 一方、ルノーのボロレ最高経営責任者(CEO)はフランスで14日開いた決算説明会で、日産との関係を「不可逆的なものにしたい」と述べた。経営統合を議論することは「時期尚早だ」とも指摘した。(共同)