Friday, February 15, 2019 9:42 AM

メキシコ待機制度で提訴 人権団体、米政権に

 米国に難民申請中の不法移民をメキシコで待機させるトランプ政権の新制度は違法だとして、人権団体の全米市民自由連合(ACLU)などが14日、西部サンフランシスコの連邦地裁に、ニールセン国土安全保障長官らを相手取り制度取り消しを求める訴訟を起こした。

 ACLUなどはメキシコに強制的に送還された、中米諸国の移民約10人に代わって提訴。治安悪化の著しいメキシコでの待機は国際法の基準や米国の移民法に違反していると訴えている。

 一方、メキシコ当局は人道的措置として受け入れに同意。14日には子供10人を含む計16人を北西部ティフアナで受け入れたと発表した。送還された移民は約60人に上るという。(共同)