Wednesday, February 20, 2019 9:38 AM

米朝特別代表、実務協議へ 首脳再会談向けハノイで

 米国のビーガン北朝鮮担当特別代表と北朝鮮国務委員会の金革哲・米国担当特別代表は近く、ベトナム・ハノイで、月末の米朝首脳再会談に向けた詰めの実務協議を開始する。北朝鮮による非核化措置と米側の見返りを巡り、首脳間でどのような合意が可能か接点を探る見通しだ。

 米国務省は19日、ビーガン氏がハノイに向かったと発表。19日に北京入りした金革哲氏も20日、空路でハノイに向け出発した。朝鮮労働党統一戦線部のキム・ソンヘ統一戦線策略室長や、外務省のチェ・ガンイル北米局副局長が同行している。

 トランプ大統領は非核化を最終目標とすることに変化はないとしつつも「急がない」と繰り返し発言している。今回の再会談で外交的な成果を演出するため、見返りで譲ってでも北朝鮮との合意発表にこだわる恐れが指摘されている。(共同)