Thursday, February 21, 2019 9:52 AM

すばる望遠鏡、観測20年 ハワイ島で記念交流会

 ハワイ島のマウナケア山頂付近、標高約4100メートルにある国立天文台の「すばる望遠鏡」が観測開始から20年を迎え、地元住民らを招いた記念交流会が20日、開かれた。これまでに128億光年を超える極めて遠い銀河や、太陽系外の惑星など多くの天体を観測。吉田道利ハワイ観測所長は「皆さまの愛情やサポートのおかげで多くの成果を上げられた」と述べた。

 山麓で開いた会には、マウナケア山にある各国の望遠鏡の関係者、日系人や地元の中学生が参加。建設中の火災などトラブルを乗り越え、念願の望遠鏡が完成するまでを振り返る吉田所長の話に聞き入った。

 望遠鏡は約400億円をかけて建設し、1999年1月に観測を始めた。2006年には当時の観測史上、最も遠い銀河を発見。宇宙を満たす正体不明の「暗黒物質」の分布の分析や、中性子星同士の合体で重力波とともに放たれる光の観測などの成果を上げた。(共同)