Wednesday, February 27, 2019 9:23 AM

大型選手加入で劇的変化 W杯出場のバスケ日本男子

 バスケットボール男子日本代表がワールドカップ(W杯)アジア予選で4連敗から8連勝し、21年ぶりに自力出場を決めた。身長210センチのファジーカス・ニック(川崎)ら大型選手加入で戦術が劇的に変化。ゴール下の攻防の負担が減り、個々の特徴が発揮された。

 比江島慎(栃木)は「攻撃のバランスが改善し、本当に楽になった」と語る。転機は昨年6月のオーストラリア戦だ。日本国籍を取得した元米プロNBA選手のファジーカスと203センチの八村塁(米ゴンザガ大)が初参戦。2人は1対1の局面で競り負けず計49得点し、2016年リオデジャネイロ五輪4強の強豪から予選初勝利を挙げた。

 昨年9月には、その後にNBAデビューを果たす206センチの渡辺雄太と八村が参戦し、難敵イランを撃破。フリオ・ラマス監督は「もっと上を目指せると自信を持てた。ニック、八村、渡辺が参加して、新しいチームになった」と振り返った。(共同)