Wednesday, February 27, 2019 9:26 AM

メール暴露、事前に把握か トランプ氏、ロシア疑惑重大局面

 米下院監視・政府改革委員会は27日、トランプ大統領の元顧問弁護士コーエン被告が証言する公聴会を開く。米主要メディアによると、被告はロシア疑惑に関し、トランプ氏が大統領選中に内部告発サイト「ウィキリークス」による民主党のメール暴露計画を事前に把握していたと書面証言で説明。メールはロシアが選挙介入のためサイバー攻撃で盗んだとされ、トランプ氏が計画を知っていたのが事実ならロシア疑惑の真相解明は重大な局面を迎える。

 被告はトランプ氏が女性問題で違法な口止め料の支払いを指示した「犯罪行為」も証拠を示して証言し、実業家時代の税逃れや人種差別発言も明らかにする方針だ。

 CNNテレビなどが報じた書面証言によると、トランプ氏は大統領選中の2016年7月、ウィキリークスが民主党候補クリントン氏に打撃を与えるメールを近く暴露するとの報告を側近ストーン被告=偽証罪などで起訴=から電話で受けた。(共同)