Wednesday, February 27, 2019 9:26 AM

タクシン派政党の解党審理 タイ憲法裁、王女擁立で

 タイの憲法裁判所は27日、3月24日の下院総選挙に向けてウボンラット王女(67)を党の首相候補に擁立したものの国王の命令で取りやめたタクシン元首相派政党「タイ国家維持党」の解党の是非について審理を開始した。

 裁判所の判断時期は未定だが、投票日までに解党されればタイ国家維持党からの立候補は不可能となり、タクシン派の獲得議席数に大きな影響を与える。

 タイ国家維持党は憲法裁に提出した弁明書で、王女擁立は王女の希望であり同意を得ていたと主張。王女は米国人と結婚したことで1972年に王室籍から離れたため、政治的な地位を得ることを禁ずる法律はないとした。(共同)