Monday, March 04, 2019 9:29 AM

アフガン和平へ進展なし 米・タリバン協議

 アフガニスタンの反政府武装勢力タリバンは4日までに、アフガン和平を巡りカタールの首都ドーハで続けていた米政府との協議について、大きな進展はなく終了したと明らかにした。米軍の撤退スケジュールや停戦などを巡り、意見がまとまらなかったとみられる。昨年7月以降、協議を重ねており、近く再協議する見通し。

 タリバンの声明によると、一定の前進はあったが「合意には至らなかった」という。双方はこれまでに、駐留米軍の撤退と引き換えにアフガンでテロ組織の活動を容認しない方針で一致しており、実現に向けて細部を議論していた。

 協議は中断を挟みながら2月25日〜3月3日に実施。前回1月の協議でも、米軍の撤退スケジュール、停戦、和平締結へ向けたアフガン政府とタリバンの直接対話などで折り合えなかった。(共同)