Wednesday, March 06, 2019 9:08 AM

中国ハッカー、27大学標的〜海洋軍事情報狙う、WSJ報道

 ウォールストリート・ジャーナルは5日、中国のハッカー集団が、潜水艦や水中ドローン(無人潜水機)などの海洋軍事技術を狙い、米国やカナダ、アジア地域の27以上の大学にサイバー攻撃を仕掛けていたと報じた。重要な軍事情報を持つが、軍そのものに比べサイバー攻撃に弱い民間研究機関を標的にした可能性があると指摘した。

 同紙によると、標的となったのはマサチューセッツ工科大(MIT)やハワイ大、ワシントン大などで、多くが海洋関連技術に特化した研究施設や同分野に詳しい研究者を抱えているという。海軍が契約を結ぶ複数の大学が含まれ、韓国の三育大も挙げた。

 他大学を装った電子メールを送り、情報を盗み出すフィッシング(偽装詐欺)の手口を利用、攻撃は少なくとも2017年4月には始まっていたとみられる。標的となったほぼすべての大学がウッズホール海洋研究所とネットワークがつながっており、同研究所のシステムが侵入された可能性が高いという。

 今回のハッカー集団が米海軍の契約業者らのシステムに侵入し、潜水艦のミサイル整備計画などの機密情報を盗んだ疑いのあるグループと同じだと指摘している。(共同)