Wednesday, March 06, 2019 9:28 AM

米の信頼維持へ正念場 帰国のベネズエラ国会議長

 ベネズエラで反米左翼マドゥロ大統領に対抗して、暫定大統領就任を宣言した野党連合出身のグアイド国会議長は4日帰国し、5日から再び反政府活動を活発化させた。グアイド氏は野党側の勢いを維持し、米国の信頼をつなぎ留められるかどうかの正念場を迎えている。

 「(政権への)圧力は始まったばかりだ」。現地からの報道によると、グアイド氏は5日の記者会見でこう強調した。同日は政権の支持基盤である公務員労働組合の関係者らと会合を持ち、ゼネスト実施の可能性について協議した。

 アルゼンチンの政経情報サイト「ポリティカ・オンライン」は情報筋の話として、2月25日にコロンビアでグアイド氏と会談したペンス米副大統領が、グアイド氏がたびたび予告してきた軍の大規模な離反が起きていないことに厳しい意見を述べたと報じた。(共同)