Thursday, March 07, 2019 9:16 AM
米中、新たな火種 首脳会談へ対応焦点
中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)が7日、米政府機関での同社製品の使用禁止は違憲だとして米裁判所での提訴を発表し、米中は新たな火種を抱えることになった。月内にも開かれる米中首脳会談に向け、習近平指導部の対応が焦点になる。
郭平・副会長兼輪番会長は7日の記者会見で、自社製品の安全性を訴えるだけでなく「米国政府は私たちのサーバーを攻撃している」とまで述べ、米政府への対抗心をあらわにした。中国政府も「米国は国家の力を動員して特定の中国企業をおとしめている」と強く非難してきた。
一方で米中両国は貿易摩擦の問題を決着させるため、月内にも米南部フロリダ州で首脳会談を開く。習指導部は貿易摩擦が国内経済に与える打撃を和らげる必要に迫られており、一定の譲歩が避けられない状況だ。(共同)
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