Friday, March 08, 2019 9:33 AM

中古携帯、5段階で格付け 個人情報の消去法も規定

 中古携帯電話流通の業界団体は8日、取引の自主基準を定めたガイドラインを公表した。端末を劣化度合いによって5段階で格付けしたり、端末内の個人情報の消去方法を細かく規定したりすることで、消費者に安心して利用してもらう狙い。事業者の認定制度の導入も目指し、関係省庁などに働き掛ける方針だ。

 国は携帯利用者の負担軽減に向け、安価な中古端末の利用促進を掲げているが、海外と比べ国内の中古端末の流通はごく一部にとどまっている。業界は取り扱いの統一基準を設けて普及への環境を整備し、市場の発展につなげる考えだ。

 ガイドラインは中古端末の買い取りや販売を手掛ける業者が対象。取り扱う端末は外装の傷や損傷の程度によって、(S)未使用品、(A)目立つ傷がない、(B)細かな傷がある、(C)目立つ傷がある、(J)激しい損傷があるの5段階に格付けすると規定した。(共同)